約20年前から私達は自分たちのワイン畑を手がけており、2009年の秋から上質な葡萄のみを使用て、 全て手作りで赤ワインと白ワインを作り始めました。私達はワイン作りの際、日照時間や降水量によって生じる、その年ごとの葡萄の味の違いをそのまま大事にしています。私達のワインを飲んでいただければ、同じ種類であってもその年によっての味の違いも楽しんで頂けます。
私達のワインとホイリゲがある地域はSooß(ゾース)という土地です。首都であるウィーンから電車又は車で一時間足らずとは思えないほど長閑で、ワイン畑がどこまでも広がる美しい景観の所です。この地域では昔から伝統的にワインが作られてきました。現在でもいくつものワイン農家、そしてホイリゲがあります。
私達のワイン畑は、ワイン工房、ワインセラーから1,5km以内の距離にあります。近距離にワイン畑があるので、収穫後に摘みたての葡萄を加工できる上に、移動時間やトラクターでの輸送時間も短く、CO2の排出量を抑えられるという利点もあります。葡萄の樹々の世話はハンス・プロスと、彼の義理の娘であるマナによって行われています。
一年の中で最も忙しいのが9月下旬から10月にかけての収穫の時期です。この時期は家族総出で葡萄の収穫を行います。一つ一つの葡萄の房は全て手作業で摘み取られ、丁寧に時間をかけてワインへと加工されて行きます。 収穫だけでなくワインを作る過程で手作業で進められて行きます。摘んだばかりの葡萄から搾り取った果汁を発酵用のタンクに移す際も、ポンプなどを使わずに人の力で行います。 少量だからこそ出来る、この丁寧な手法で作られたワインは大量生産の手法で生産されたワインとは一味も二味も違うものとなっています。
私達のワインの種類は、Neubürger、Blauer PortugieserそしてWeißburgunder、Müller Thurgau、Zweigeltと言った、この地特有の種類から、MerlotやCabernet Sauvignonと言ったフランスのボルドー地方から来た種類も扱っています。